バッタのように舞い、バッタのように刺すダイビング捻挫です。こんにちは。
ルアーフィッシングを楽しむ人が1度はした、あるいはされたことがある質問に「無人島に1つルアーを持って行くとしたら何にする?」というものがあります。
「無難に答えるならソフトルアー系だけど、耐久性を考えるならばハードルアーにしたいなぁ」などと釣れない時間に真剣に考えてしまったりするわけですが、私ダイビング捻挫的にハードルアーで持って行くなら一番に思い浮かべるのがバッタの姿が特徴的な小型ルアー「クリックホッパー」です。
という訳で、今回はダイビング捻挫が愛してやまないクリックホッパーについてご紹介いたします。
クリックホッパーとは
「クリックホッパー(Crickhopper)」とは、1963年にジョージ・ペレン氏によって設立されたルアーメーカー「REBEL(レーベル)」が製造販売している小型ミノー。ちなみにレーベルは、市販されている「ポッパー」タイプのルアーの始祖ともいわれるポップRを生み出したルアーメーカーでもあります。
形状
「クリックホッパー」は、イナゴのような姿のバッタを模した形状のボディにやや縦気味のラウンドリップが付いたルアーです。オリジナルサイズとボディが一回り大きい「ビッグホッパー」、小さなボディでテールにシングルバーブレスフックのみを装備した「マイクロホッパー」の3タイプがラインナップされています。どちらもクランクベイトに分類されることが多いのですが、トゥイッチングなどのアクションにも反応が良くミノーのように使うことができます。
全長 | 重量 | |
クリックホッパー | 1 1/2インチ/約3.81センチ | 3/32オンス/約2.8 グラム |
ビッグホッパー | 1 3/4 インチ/約4.95センチ | 1/4 オンス/ 約3.8 グラム |
マイクロホッパー | 1 1/4インチ/約3.17センチ | 1/16オンス/約1.8グラム |
対象魚
釣具屋さんではトラウトコーナーで見かけることが多いクリックホッパーですが、対象魚は非常に多く、フレッシュウォーター(淡水)だけでなくソルトウォーター(海水)の魚を釣ることもできます。それぞれの主なターゲットを見ていきましょう。
淡水
トラウト(ニジマス、イワナ、ヤマメ等)、ブラックバス、ニゴイ、ブルーギルなど
海水
カマス、ハゼ、カサゴ、メバル、アジ、フッコなど
クリックホッパー、ビッグホッパー、マイクロホッパーの使い方
タダ巻き
もっとも基本的な使い方が「タダ巻き」です。プリプリとしたウォブリングアクションをしながら泳いできます。ビッグホッパーは浮力がオリジナルサイズに比べ浮力が高く、ウォブリングアクションがややゆっくり。同じリトリーブ速度だとオリジナルサイズよりも浅いレンジを泳ぎます。最大潜航深度は、オリジナルが約30センチ/ビッグホッパーが約45センチ程度です。
トゥイッチング
ミノーの基本的なアクションであるトゥイッチングは、スレた管理釣り場で特効となることもあるアクション。一般的なミノーに比べ全長が短い為、動きにメリハリが付けやすい反面、ボディがラインに対して横を向きやすく、またフロントフックがリップに引っかかるなどのトラブルが若干起きやすいのが難点。連続トゥイッチをする場合は、ロッドワークをややゆっくりにしてあげるのがキモです。
ウェイキング
水面または水面直下を引き波を立てながらゆっくりとリトリーブ、または、あまり潜らせないように水面でトゥイッチングを入れるアクションです。トップウォーターミノーイングのような使い方でもあります。マヅメ時やどピーカンの時のシェード(日陰)で特効。水面に落ちた虫、あるいは弱った小魚をイメージすると良いでしょう。メバルを狙う時にもおすすめのアクションです。
おすすめタックル
「クリックホッパー」「ビッグホッパー」「マイクロホッパー」のいずれのタイプも、非常に軽量であるため、スピニングタックルがおすすめ。淡水れあればトラウトロッドや、ワーミングロッド、海であればメバリングロッドや、アジングロッドであれば快適に操作できます。ビッグホッパーは、ベイトフィネスタックルでも扱えないことはありませんが、ストレスは高め。管理釣り場などイージーなエリアでどうしてもベイトタックルで釣りたい!という場合を除いてはおすすめできません。ベイトリール感覚で使えるスピンキャストリールで使ってみるのも面白いです。
淡水エリア
淡水エリアではトラウトロッドやワーミングロッドがおすすめです。リールは1500番程度のスピニングで、ラインはナイロン2~6ポンド、あるいはトラウト用PEラインが良いでしょう。
鱒レンジャー
気軽に使えるトラウトロッドの代表格。折れにくい為子供用のロッドとしてもおすすめ。
シマノ バスワン XT 263L−2
価格と性能のバランスが抜群の一振り。初心者向けのモデルでありながら必要十分以上の性能があります。
ダイワ スピンキャスト80
アーマードS トラウト
リースナブルでありながらナイロンよりも長持ちのトラウト用PEライン。
海水エリア
海水エリアではメバリングロッドやアジングロッドなどライトアクションの物がおすすめです。遠投性は低いロッドなので長めの物をおすすめです。リールは1500番程度のスピニング、ラインはメバリング・アジング用のラインであればどれでも良いでしょう。
メジャークラフト 「三代目」クロステージ CRX-S702UL
サハラ C2000HGS
シマノの先進技術を惜しみなく使っていながらも驚きの価格設定のスピニングリール。
東レ ソルトライン アジングPE
アジング、メバリング、ライトロックフィッシュなど海のライトルアーにマルチに使えます。
凄いぞ!クリックホッパーのボウズ回避能力
トラウトゲームだけでなく海でも魚を連れてきてしまうクリックホッパー。ルアーとして魚の捕食本能を強く刺激する何かがこのルアーには備わっているのではないかと思います。エリアトラウトでプラグで釣ってみたいと思う方はもちろん、メバルやカマス、アジングなど海でのライトゲームに挑戦したい方は是非1つクリックホッパーを持っておいてみてはいかがでしょうか?
コメント